食べることは、子どもたちの健康な成長発達のためには欠かせないものです。「食べたもので体が作られていく」と考える、「食」は生きる基本であり、どんなものをどんなふうに食べるかということはとても重要です。
当園では、完全給食を実施し、無農薬の玄米(4、5 歳児)五分づき米(0~3 歳児)、地元でとれた新鮮で旬の食材を使用し、無添加の調味料で味付けした和食を中心とするメニューです。
・副食は魚、野菜の煮物や和え物とし、肉はできるだけ控え、たんばく質は大豆や魚で補います。
・旬の野菜など地域のものをできるだけ多く取り入れます。野菜も健やかな成長にはなくてはならないもの、その含まれる食物繊維が便通を整えます。
・牛乳に頼ることなく、カルシウムは、乾物、豆類、野菜、海草などから摂取します。。
主食の「玄米」はビタミンやミネラルをバランスよく含み、よく噛むことであごの発達や歯並びにも良い影響があるとされています。
週3 日はお魚メニューです。地元の魚屋「池澤本店」「翔栄」さんから新鮮なお魚が届いています。子どもたちにはその日のお魚を紹介した「お魚カード」を見せながら担任が自分たちが食する食材に興味が持てるようにお話をしています。
主食の玄米(五分づき米)には「ごま塩」をかけて食べています。これは「単なるふりかけ」、「玄米を食べやすくするため」ではありません。
ごま塩にはカルシウムなどのミネラルが多く含まれており、玄米と一緒に食べる事により、完全栄養食となるからです。
また、玄米にはフィチン酸という体内に溜まった有害金属や有害物質を排泄する役割がありますが、有害物質だけではなく体に必要なカルシウムやマグネシウムといったミネラルも一緒に排泄されることがあるため、必要な栄養素を補うために、ごま塩を一緒に食べることが効果的だと言われています。